2015年12月17日(木)、18日(金)の2日間、「乃木坂46 アンダーライブ at 日本武道館」が東京・日本武道館にて開催されました。
13thシングル「今、話したい誰かがいる」のアンダーメンバー21名による今回のライブは、アンダーメンバーにとって昨年12月に有明コロシアムで行われた「アンダーライブ セカンド・シーズンFINAL! 〜Merry X'mas "イヴ" Show 2014」以来となる大会場での単独公演。2日間で計約2万人を動員する、過去最大規模のアンダーライブとなりました。
またこの2公演では今年10月に「乃木坂46 アンダーライブ 4thシーズン」が開催された際に来場者の皆さんから募ったアンケートをもとに、もっとも要望の多かった「ノンストップライブ」「全員センター」の2要素を導入。17日の初日公演では「ついにやってきました、武道館!」(中元日芽香)、「史上最高の武道館(ライブ)にするぞ!」(堀未央奈)を合図に、「嫉妬の権利」を筆頭にアンダーライブでおなじみの楽曲が立て続けに披露されました。途中のダンスパートではメンバー1人ひとりのソロパフォーマンスもフィーチャーされ、クールなダンスと可愛らしい挨拶が交互に飛び出します。さらにここではユニット曲も用意され、初日公演では「他の星から」「孤独兄弟」の2曲がパフォーマンスされ、会場を盛り上げました。
12曲を立て続けに披露し終えると、中元が「ここに立てたのは、本当に皆さんのおかげだと思います。いつもより大きい会場ですけど、私たちの熱、伝わってますか?」と客席に向けて話しかけます。そしてライブは昨年の有明コロシアム公演以来となる全員センターコーナーに突入。今回は2日間に分けて、アンダーメンバーがくじ引きで決まった楽曲にてセンターポジションを務めます。初日のトップバッター斉藤優里は、自身も選抜メンバーとして参加した「太陽ノック」にて場を華やかに彩りました。合間のMCでは「君は僕と会わない方がよかったのかな」でソロ歌唱を披露した和田まあやが「はじめのところにソロパートがあって、すごく緊張したんです。武道館で恥をかかないように、家で毎日すっごい練習しました」、「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」を堂々と歌いきった永島聖羅が「超満足! センター楽しい!最高!」とそれぞれ笑顔で感想を語る場面もありました。
また「水玉模様」をたった1人で歌い上げた北野日奈子は、MC中にお客さんに向けてファッション誌「Zipper」の専属モデルに就任したことをサプライズ発表。「『Zipperさんの専属モデルになるよ』とスタッフさんから初めて聞いたときは、すごく驚いて信じられませんでしたが、とても嬉しかったです。これからはZipperモデルとして、お洋服のことも先輩モデルさんたちからたくさん学んで吸収して、目標を高く持って努力していきたいと思っています。乃木坂46にはたくさんの先輩がモデルさんとしての活動をしていますが、私も乃木坂46とZipperの名に恥じぬよう精一杯頑張っていきますので、これからも応援よろしくお願いします」と意気込みを口にしました。
そしてこの日は、アンコール最後の楽曲を歌う前に、永島からの大切なお知らせがありました。永島は「この場をお借りして、皆さんに話したいことがあります。私は17歳の夏に乃木坂46のオーディションを受けて、愛知県から上京してきました。それから4年間、本当にたくさんの勉強をさせてもらって、アンダーライブも始まりました。アンダーライブは私にとってすごく大切な場所です。そんな今日、ここ武道館でアンダーライブができて......。アンダーメンバーはアンダーライブが始まったときから武道館を目指してきました。本当に皆さん、ここまで支えてきてくださって、本当にありがとうございます。今日ここで、武道館ということで、区切りとして私はひとつの決断をします。私、永島聖羅は、乃木坂46を卒業します。私は次の夢に向かって、永島聖羅としての道を選びました。卒業の日にちとかはまだ決まってないんですけど、でも皆さんにもうずっと会えないわけではなく、今後も芸能活動は続けていきたいと考えています。私が自分で決めた新しい、次の夢への道です。ここまでアンダーライブを支えてくださった皆さん、本当にありがとうございます。そして、永島聖羅を支えてくださった皆さん、本当にありがとうございます。これからも乃木坂46、そしてここにいる輝かしい未来のアンダーメンバーを、どうか応援よろしくお願いします!」と涙ながらに自身の思いを、心を込めてファンの皆様に伝えました。
永島の報告を受けて、中元は「らりんは最初から、乃木坂46が始まったときから常にリーダーシップを取ってみんなをいい方向に導いてくれるような人だったので、らりんがいなくなってしまう乃木坂がどうなってしまうのか私もすごく不安だし、皆さんもすごくビックリしているとは思いますが、卒業まではまだ時間があるので、受け止めて、そして残り少ない乃木坂としてのらりんを、そしてこれからのらりんを応援よろしくお願いします」と挨拶。最後は客席が永島のメンバーカラーである黄色のサイリウムで染まる中、「悲しみの忘れ方」をメンバー、お客さんが一緒に合唱して初日公演を終えました。
アンダーメンバーは18日の2日目公演も、初日公演に勝るとも劣らない熱気の中、「嫉妬の権利」「自由の彼方」「13日の金曜日」「ダンケシェーン」の4連発からスタート。ライブ中には北野が「2階スタンド席! 1階スタンド席! サイドエリア席! アリーナ席!」と観客を煽り、全員センターコーナー合間のMCでは 寺田蘭世と山崎怜奈が2人だけでトークを展開するなど頼もしい姿も見せました。そして本編最後に披露された「君の名は希望」では、前日同様に会場一面が黄色のサイリウム一色に。このサプライズに永島が感極まる場面もあり、ライブはクライマックスを迎えます。
アンコールでは更なるサプライズを用意。「アンダーライブ歴史メドレー」と題したメドレーコーナーでは、過去のアンダーライブに参加してきた伊藤万理華、井上小百合、齋藤飛鳥、星野みなみ、衛藤美彩の5人がそれぞれのセンター曲にてサプライズ出演して、お客さんを驚かせました。歴代のアンダーメンバーたちもこの武道館公演に胸がいっぱいになり、井上は「私たち(アンダーメンバー)のことを見つけてくれて、ありがとうございました」と涙ながらに感謝の気持ちを伝えました。そしてそのまま「左胸の勇気」を全員で歌唱すると、スクリーンにてアンダーライブの次の展開を匂わせる映像が。中元が「今日の武道館が終わっても、次のステップに向けてまた頑張ります」、堀が「武道館ライブを実現させてくれた会場の皆さんと一緒に歌いたいです」と話してから、「乃木坂の詩」の大合唱でライブを終えました。
最後にステージに残った永島は、改めて「本当にこの2日間、楽しくて楽しくて。2日間見ていて、2期生がみんな本当に成長していて、これなら安心して卒業できるなと思いました。私は乃木坂に入って、本当に良かったと思います。見てくれている人っているんだなと思います。私も次の夢に向かって頑張ります。なので、これからも乃木坂46、アンダーメンバーをよろしくお願いします。ここまで皆さんが支えてきてくれて、武道館まで連れてきてもらって、本当にありがとうございました!」と挨拶してステージを降りました。
ここで会場の明かりがつくのですが、お客さんはその場を動こうとせず、ステージに向けて声援を送り続けます。すると再度永島がステージに現れ、「みんな、まだやりたいの? しかたないなぁ」と言ってダブルアンコールとして「ハウス!」を披露して、2日間にわたる史上最大規模のアンダーライブを締めくくりました。
■2015年12月17日(木)
東京・日本武道館
「乃木坂46 アンダーライブ at 日本武道館」セットリスト
M0. Overture
M1. 嫉妬の権利
M2. 自由の彼方
M3. 13日の金曜日
M4. ダンケシェーン
<ダンスパート>
M5. 狼に口笛を
M6. 生まれたままで
M7. 指望遠鏡
M8. 他の星から(川後、川村、佐々木、鈴木、中元)
M9. 孤独兄弟(ちはる、寺田、中田、樋口、山崎)
M10. サイコキネシスの可能性
M11. ハウス!
M12. 命は美しい
M13. 太陽ノック(センター:優里)
M14. 君は僕と会わない方がよかったのかな(センター:和田)
M15. あの日 僕は咄嗟に嘘をついた(センター:永島)
M16. 会いたかったかもしれない(センター:新内)
M17. 私のために 誰かのために(センター:堀)
M18. 水玉模様(センター:北野)
M19. ロマンティックいか焼き(センター:渡辺)
M20. 転がった鐘を鳴らせ!(センター:相楽)
M21. 制服のマネキン(センター:能條)
M22. 僕がいる場所(センター:かりん)
M23. 涙がまだ悲しみだった頃(センター:純奈)
M24. ぐるぐるカーテン
M25. 走れ!Bicycle
M26. バレッタ
M27. 左胸の勇気
<アンコール>
M28. 今、話したい誰かがいる
M29. シャキイズム
M30. 月の大きさ
M31. 君の名は希望
M32. 悲しみの忘れ方
■2015年12月18日(金)
東京・日本武道館
「乃木坂46 アンダーライブ at 日本武道館」セットリスト
M0. Overture
M1. 嫉妬の権利
M2. 自由の彼方
M3. 13日の金曜日
M4. ダンケシェーン
<ダンスパート>
M5. 狼に口笛を
M6. 生まれたままで
M7. 指望遠鏡
M8. でこぴん(かりん、北野、優里、和田、渡辺)
M9. 無表情(純奈、相楽、新内、永島、能條、堀)
M10. サイコキネシスの可能性
M11. ハウス!
M12. 命は美しい
M13. おいでシャンプー(センター:ちはる)
M14. 別れ際、もっと好きになる(センター:鈴木)
M15. 僕が行かなきゃ誰が行くんだ?(センター:樋口)
M16. ロマンスのスタート(センター:川後)
M17. 立ち直り中(センター:寺田)
M18. 何もできずにそばにいる(センター:山崎)
M19. そんなバカな・・・(センター:川村)
M20. 世界で一番 孤独なLover(センター:佐々木)
M21. 春のメロディー(センター:中元)
M22. 何度目の青空か?(センター:中田)
M23. ぐるぐるカーテン
M24. 走れ!Bicycle
M25. バレッタ
M26. 君の名は希望
<アンコール>
M27. アンダーライブ歴史メドレー
ここにいる理由(センター:万理華)
あの日、僕は咄嗟に嘘をついた(センター:井上)
扇風機(センター:飛鳥)
初恋の人を今でも(センター:星野)
ガールズルール(センター:衛藤)
M28. 左胸の勇気
M29. 乃木坂の詩
<ダブルアンコール>
M30. ハウス!
さて、今回のアンダーライブは過去最高の動員数を記録し、記録にも記憶にも残るライブになったと思います。また、これなら全体のライブにも引けを取らないとも感じました。つきましては、今回のアンダーライブのDVD化、BD化を是非検討していただけないでしょうか?よろしくお願いいたします。